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2019年2月20日発熱+激しい咳+真っ赤な発疹の出現にご注意を(新たな麻疹の発生情報)

こんばんは。今日は暖かい天気でしたね。道端にはオオイヌノフグリが小さな青い花を咲かせて、口々に「春が来るよ~」「もうすぐ春だよ~」と教えてくれます。ついでにスギ花粉症シーズンになりました。対策についてはクリニック通信2015年3月4日「スギ花粉症かな?」をご覧ください。

インフルエンザは60%だった陽性率が30%前後に下がってきました。一方、つくば市では2月に新たなはしか(麻疹)が発生しました。

先日クリニック通信でお知らせした1月発症の麻疹は野末先生の活躍で2次感染を防ぐことが出来ました(2月11日「謙虚なヒーロー」)。今回はつくば市で1例、土浦市で1例、何れも麻疹ワクチン未接種の赤ちゃんが東南アジアで感染し、帰国後に発生しています。どちらも医療機関できちんとした対応をされており、最大限の2次感染予防策が取られていますが、もし2次感染があった場合は潜伏期間を考えると、つくば市ではこの1~2週間が用心です。麻疹の詳しい情報はクリニック通信2018年4月30日「はしかが流行ってる?」をお読みください。

麻疹の特徴は発熱と激しい咳鼻水で始まり、2~3日後に更に高熱になって全身に派手で真っ赤な発疹が出ることです。痒みはありません。発熱前から発疹がある場合や、発疹出現後に発熱しない場合は麻疹は考えなくても良いでしょう。

もし、上記の様な症状が出現した場合は受診前に必ず電話でご連絡ください。感染力が強いので車内でお待ち頂き、別の入り口から特別診察室に入ってお待ち頂きます。また、麻疹が流行しているのは東南アジアです。流行国から帰国後3週間以内に発熱した方も同様に受診前にご連絡ください。

麻疹はワクチンで高率に発症が予防できます。1回の接種で95%が予防出来ますが、大人になると効果が弱まります。2回接種している方は安心です。この時期、麻疹が流行している国への旅行は出来るだけ避け、どうしても行かなければならない場合は麻疹ワクチン接種をお勧めします(生後6か月以上から接種可能)。

 

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