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2022年12月4日コロナ感染もコロナワクチンもひっ迫状態です。
こんにちは。一気に寒くなりましたね。今日は市の一斉清掃の日。一人ではとても太刀打ち出来ない街路樹の大量の落ち葉が、多くの人の手で拾われてすっかりきれいになりました。力を合わせると言うことはすごいことです。
つくば市のコロナワクチン対策室の依頼で更に増やした12月分のこどものコロナワクチン予約枠が一晩でほぼ埋まってしまいました。既に昼休みを削り、19時過ぎまで診療している現状ではぎりぎりの予約枠でした。1月分は国からの供給に応じた対策室の指示がないと新たな予約枠は作れません。
ワクチン対策室の方のお話では、特に5歳未満のワクチンの問い合わせが多いようです。この年齢に接種協力してくれる医療機関が少ないために予約状況が逼迫しているそうです。
何故、協力医療機関が少ないのか。院長のお考えは色々あると思いますが、最も大きな理由は「診療が逼迫して接種できる余裕がない」ことでしょう。7波以降も季節性感染症の大規模流行が続き、更にインフルエンザワクチンも始まり、そこに第8波が襲来し、、7波を超える外来逼迫状態が続いています。何処のクリニックも数か月にわたる激務に医師もスタッフも疲れ果てています。コロナワクチンは年齢によって接種回数によってワクチンの種類も接種量も変わるため、非常に扱いが煩雑です。既にインフルエンザワクチンで手いっぱいだった当院でも、コロナワクチンの予約枠の設定に最初は躊躇していました。
ワクチンの接種には迷っている人も少なくありません。確かにインフルエンザよりも発熱日数や合併症出現率は低く、重症化率もあまり変わりありません。ただ、変異により症状もインフルエンザに近くなり、小児の発症数増加に伴い、少ないながらも脳症などの重症合併症が県内でも報告されています。小児科学会では接種を推奨しています。
問題なのは接種したいのに出来なくて困っている人たちが居ると言うことです。一人だけでは太刀打ちできなくても、みんが力を合わせればその方たちを救える可能性が出てきます。先週、市内の小児科クリニックの先生方に接種協力を呼びかけました。大きな病院が主要メンバーである小児科コロナ会議にも問題を提起してみました。一つでも多くの医療機関が接種に参加してくれることを期待しています。当院でも対策室の許可が下り次第、1月の予約枠を設定していくつもりです。
体も心も荒む現状ですが、いつも助けてくれるのはこどもたちです。先日ワクチン接種に来たこどもからクリスマスプレゼントを頂きました。ここみちゃん、ありがとう。もう少し頑張れそうです。