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2023年3月21日4月から4種混合ワクチンの接種開始年齢が3か月→2か月に変更されます

こんにちは。今日は春分の日。ようやく冬の寒さとはお別れです。

2023年4月1日から予防接種制度が変更され、4種混合ワクチンの接種開始年齢が生後3か月から生後2か月に早まります。

元々世界標準では4種混合ワクチンの接種開始年齢は生後2か月で、日本だけ何故か生後3か月でした。4種混合ワクチンはジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオを予防しますが、特に重要なのは百日咳です。喘鳴(ヒーヒー)のない咳で唯一怖いのが百日咳。ワクチンを接種していない赤ちゃんが罹ると息継ぎも出来ない激しい咳の後に呼吸が止まり命に関わります。4月以降に生後2か月を迎える赤ちゃんは是非接種してください(尚、生後2か月でお勧めするのはヒブ・肺炎球菌・HB肝炎・ロタ・4種混合ワクチンで同時接種可能です)。

実はこれでもまだ世界標準とは言えません。多くの国が5歳でもう一度接種します。この年齢以降は免疫が切れて罹る可能性があるからです。年長児から大人の間では度々流行しています。この年齢で命に関わることはありませんが、相当辛い咳が1か月以上続き、周りにもうつしてしまいます。2か月前の赤ちゃんがいる家庭では大問題です。日本では任意接種にはなりますが、接種をお勧めします。百日咳の詳細はクリニック通信2018年9月「4種混合ってなあに?百日咳に注意」をご覧ください。

尚、4月から子宮頸がんワクチンに予防効果の高い製品(シルガード)が加わります。12歳~15歳未満の女児に2回、15歳以上は3回接種になります。子宮頸がんワクチンは既存の製品(サーバリックス・ガーダシル)と混在してしまうので、予約は当面お電話のみとさせてください。

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