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2023年12月13日12月29.30.31日に臨時診療を行います。
こんにちは。12月に入っても暖かく穏やかな日が多いですね。
今年はコロナは減ったのに、今まで落ち着いていた感染症が大爆発しています。この3年間で免疫が無くなってしまった方が多いようです。この時期に流行しないはずのインフルエンザ・アデノ・溶連菌が流行り、特にインフルエンザA型は発熱で受診する方の半分を超えてきました。おそらくこの状態は年内は続きそうです。どこのクリニックもいっぱいで、患者さんからの受診依頼の電話が毎日たくさんかかってきます。出来るだけご相談に乗って、切羽詰まった方には予約外でも診察するようにしていますが、出来ることには限りがあり、お待たせすることもお受けできないことも少なくありません。毎日申し訳なく思っています。
今の状態で年末を迎えると、殆どの医療機関が休診する29日以降は大変なことになりそうです。そのため、今年は12月29.30.31日の8時40分~15時に臨時診療をすることにしました。Web予約(当日6時受付開始)でワクチン健診は行いません。ただ、焼け石に水なので、それでも診察をお受けできない方が多いと思います。スタッフもフルメンバーではなく、電話対応にかかりっきりになると診療に支障が生じます。筑波メディカルセンター病院では年末年始とも小児科救急外来を行っており、この期間は紹介状は不要です。当院の予約がいっぱいになってしまった時は申し訳ありませんが、そちらの受診をお勧めします。尚、年明けは燃え尽きているので代休を取って1月8日までお休みさせて頂きます。
殆どの風邪は自然に治るもの。風邪薬は基本必要ありません。市販の風邪薬でも充分です。咳・鼻水・咽頭痛であれば、枕元に加湿器を置いて夜間の加湿を徹底すること。1歳以上なら寝る前に小さじ一杯のはちみつをお湯に溶いてゆっくり飲ませると効果的です。お腹をこわしたら、刺激のあるものを控えて少量ずつ小分けにして食べられる範囲に留め、イオン飲料水など塩分と水分の小まめな補給。処方される整腸剤はヨーグルトでも代用できます。発熱したらおうちでゆっくり休んでいるだけでインフルエンザもアデノも自然に良くなります。熱さましは「アセトアミノフェン」なら市販薬も処方薬も同じで、鎮痛剤にもなります。使用は体温で決めず辛いときにのみ使用しましょう。救急受診の目安は高熱の遷延(4日以上)・意識のない痙攣や視点が合わず、刺激に対する反応が鈍く、会話が成立しない状態が続く時・胸からヒューヒューした音が聞こえて息をする度に喉元が大きく凹む状態・黄色い液を頻回に吐いて便に血が混じる場合などです。このような症状がなければ高熱も咳も下痢も体の正常な防衛反応で味方です。過去のクリニック通信でも幾つか紹介していますので訪れてみてくださいね。
7月のクリニック通信では「還暦も迎えた事だし、これからはマイペースでのんびりと」なんて書きましたが、一向にそんな状態にはなれません。何とか頑張っていられるのは子どもたちからの応援です。今月もたくさんの絵やお手紙を頂きました。みんないつもありがと~。お正月はゆっくり過ごせるといいですね。