クリニック通信
2016年11月13日とら猫トライアル
こんにちは。寒くなってきました。今日は日曜診療終了後にスタッフとクリスマスイルミネーションの飾りつけをしました。私も落っこちそうになりながら、2階からの取り付けを頑張ってみました、明日は筋肉痛です。クリニックの左手には不思議な動物も現れましたよ。
当院ホームページの写真を撮ってくださった写真家の友人、新垣宏久さんが「迷い猫プナと弟たち: ある家で出会った3匹の猫」と言う電子書籍版の写真集を発刊したことを以前ご紹介したことがあります(2014年8月:迷い猫プナと弟たち: ある家で出会った3匹の猫)。実際に新垣家で飼っていた迷いネコ達の心の絆を描いたお話です。実は昨年10月にその続編が発刊されていました。「とら猫トライアル:仲間になれるか?二匹と一匹」です。ネコ白血病ウイルスに侵された迷いネコの「プナ」と、その後更に迷い込んできた、「チャル」と「クロ」との共同生活。高い感染力を持つネコ白血病ウイルスの感染を覚悟しながらも、他に行き場のない2匹の猫たちを飼うことになった新垣さんの心の葛藤が描かれていました。
短い生涯を閉じた「プナ」。やはり「チャル」と「クロ」は感染してしまいました。「プナ」の去った後、深い深い悲しみに暮れていた新垣さんは、それでも敢えて、既にネコ白血病ウイルスに感染して行き場のなくなってしまった「トラ」を貰い受けることを決心しました。数年しか生きることの出来ない病気です。大事な家族を失う辛さを知りつつ、それでも短い生を幸せに過ごさせようとする新垣さんの思いが伝わってきます。
ただ可愛いだけの動物写真集ではありません。「生き物を飼うことの難しさ」について深いメッセージを持っています。アマゾンなどで検索すると見つかります。ペットを飼っている人も、飼っていない方も是非一度ご一読ください。
新垣さんのブログ(http://shingaki93.exblog.jp/)と奥さんで当院のイラストを一手に手掛けてくれているイラストレーター月魚ひろこさんのHP「ギャラリーチカチカ」(http://tsukio.my.coocan.jp/)も訪れてみてくださいね。
「迷い猫プナと弟たち: ある家で出会った3匹の猫」「とら猫トライアル:仲間になれるか?二匹と一匹」