クリニック通信
2017年7月5日6歳になりました
こんにちは。先月はお休みしてしまったので、1か月ぶりですね。その間に梅雨が本格的になって、庭では雑草が元気そうです。花壇はビオラから日々草に変わり、ビオラ好きのツジクロヒョウモン蝶の子どもたちも無事に旅立っていきました。健兎はまた換毛期に入り、抜け毛をまき散らしながら走り回っています。
当院も6歳を迎えました。6歳になると感情も豊かになり、好き嫌いがはっきりしてきて、時に仲の良かった友達と喧嘩もしたり、親御さんにとっては新しい発見が出来る一方、ひやひやハラハラする時期ですね。
近所で新しく開業した野末先生のつくばキッズクリニック、黒澤先生の学園の森キッズクリニックも順調です。当院の予約はからんからんになって、時々ひやひやしますが、彼らの頑張りのおかげで、この地域の子供たちは土日も含めていつでも信頼のできる小児科専門医をスムーズに受診出来るようになりました。のずくん、黒澤先生、ありがとよ。8月からは土日の診療時間を少し延ばして日曜ワクチンも始めるつもりです。
6年経っても迷いは相変わらずです。きちんと診れているとはお世辞にも言えません。勤務医の頃より開業してからの方が、一人一人の患者さんにきちんと向き合う時間がむしろ少なくなった気がします。複数の医師で診察するのなら、気になる患者さんにはじっくり向き合うことが出来るのに、一人きりでの診療は次の患者さんを待たせないようにと焦る気持ちに負けてしまいます。ろくに顔も見ずにおざなりな診療をしたり、時間を理由に相談を打ち切ってしまった時は、1日中重いしこりが心に残ります。予約枠を更に減らしてもっとゆっくり診たいとも思いますが、必要な時に予約が取れなくなってしまうことや、経営のことを考えるとなかなか決断に至りません。経営も税務も労務もみんな一人で負わなければならない今を思うと、診療だけに専念できた勤務医の頃がちょっと懐かしくなり、時に戻りたい気持ちも芽生えます。
そんな気持ちを繋ぎ止めてくれているのが、「うちでも良い」と思ってかかりつけになって下さっている患者さん達です。子どもたちの純粋な笑顔と「ありがとう」の言葉、時々描いてきてくれる絵、「クリニック通信見たよ」と言ってくれるお母さん達にも元気をもらっています。素直で優しく笑顔の素敵なスタッフが、仲良く楽しく仕事をしてくれることも私の元気の素です。
相変わらず頼りない院長ですが、これからも宜しくお願いしますね。