クリニック通信

2022年2月23日1通のお手紙

こんにちは。今日も晴れた天気ですね。まだ風は冷たいけれど、天気予報ではようやく週末から気温が高くなってくるとのこと。水仙が芽を出し始め、クリスマスローズの蕾が膨らんできました。健兎は暖かい部屋で計測途中のペレットとおやつをボリンボリン食べています。春はもう目の前です。

昨日、受付に患者さんのお母さんがいらして1通の手紙を置いて行かれました。新型コロナ対応の大変さを慮った労いの言葉が書かれていました。1日何十回も防護装具の脱着を繰り返しながらの検査対応と結果連絡、陽性者への説明と保健所への登録に追われる毎日に疲れ、追い打ちをかけるようにスタッフが感染したことで、正直心が折れかかっていました。そんな折のお手紙です。涙が出ました。もう少し頑張ろう。

以前にも書きましたが、言葉は魔法です。感情に任せた誹謗中傷で心を深く抉るものもありますが、善意がこめられ疲れて傷ついた心を癒してくれるものもあります。今回は本当に救われました。診察の折にかけて下さる言葉や子供たちの笑顔が毎回私を救ってくれます。いつもいつも助けられてばかりです。有難うございます。

下図は茨城の小学生のコロナウイルスの感染状況です。第6波もピークを越してきたようです。インフルエンザは今年も幸い流行らずに、発熱で訪れる方も減ってきました。3回目のワクチンクーポンも幅広く配布されるようになり、12歳以上の接種希望者も増えてきました。つくば市では3月4日から5~11歳のファイザー社製ワクチン接種クーポン配布が始まり、7日から市を介した予約も始まります。元々軽症で済むお子さんに接種するかどうか悩まれる方も少なくないかと思いますが、重い基礎疾患をお持ちの方には接種をお勧めします。そして、その方達の接種が最優先になります。通院している病院で接種が困難であれば、主治医の先生の診療情報提供があれば当院でも接種します。県内では数か所、小児科医による基礎疾患児を対象にした集団接種も行われる予定です。近日中に県庁のHPに予約サイトが開設されますのでご覧ください。

https://www.pref.ibaraki.jp/1saigai/2019-ncov/documents/220216_rinjikaiken.pdf

新たなワクチンの開始により今以上に忙しくなりそうです。お手紙には「これを飲んでほっこりしてください」とコーヒー1杯分のチケットがスタッフ分添えられていました。有難く使わせて頂きます。注文するのは「さくらストロベリー白玉フラペチーノ」。もはやコーヒーではありません。でも、甘いものが好きなんです。白玉が私を呼んでいるのです。これじゃないとほっこり出来ないのです。今晩の救急病院当直に行く気になれないのです。

 

 

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