クリニック通信

2024年7月27日13歳になりました

こんにちは。やたらと暑いですね。あったんだかなかったんだか良くわからない暑い梅雨が一瞬で明けて、もっと暑くなってしまいました。庭のサンパチェンスも熱中症気味。「水くれ~、水くれ~」とへばっています。南国生まれのポーチュラカは平気な顔して咲きまくっています。でも、調子に乗りすぎるとそのうちへばっちゃうよ。気を付けて。熱中症の基本は脱水対策。水分だけでなく塩分もこまめに取りましょうね。頭痛や吐き気を訴えてきたら、涼しいところでスポーツドリンクキャップ(5ml)2~3杯を10分ごとに繰り返し飲ませてください(経口補水療法)。吐いたからと止めてしまうと脱水が進行します。少し休んでから再開しましょう。夏風邪も流行りまくっていますが、筆頭の手足口病は。2011年7月、2013年7月ブログをご参照ください。

手足口病が流行っています | あおきこどもクリニック (aoki-kodomo.net)

手足口病が流行しています | あおきこどもクリニック (aoki-kodomo.net)

当院も13歳を迎えてしまいました。心と体のバランスが取れない不安定な年齢。私も色々思い巡らせては悩んだり落ち込んだりしています。本当の13歳は身体がどんどん強くなって飛ぶように走り回れるはずなのですが、私の周りだけどんどん重力が強くなっています。組織の陰謀?体が重いばかりか脂肪も肌も重力に引っ張られます。もはや髪の毛を染めても30代には見えません。あ~、月に住みたい。そうしたら重力の束縛から放たれるしウサも健兎もいる。

お医者さんになって36年、開業してからは13年、がむしゃらに診療を続けて来ましたが、「あれ~?ちょっと違う」と思うようになってきました。コードブルーは救急病院時代で卒業しました。病院長やら教授やら何とか学会会長などの野心もありません。と言うかなれません。実は名誉職に固執するのはドラマの中だけで、めんどくさい業務が多いので本当はみんなやりたがっていません。災害医療や孤島医療にいそしむ覚悟も技術もありません。研究して大発見をするには英語が出来なさ過ぎです(2017年10月ブログ「涙の国際学会」を読んで一緒に泣いて下さい)。涙の国際学会ー前編ー | あおきこどもクリニック (aoki-kodomo.net)

私の本当の理想は朝ドラに出てくる様な街のお医者さん。患者さんはみんな顔なじみで、のんびり、一つ一つ丁寧に診察しながら笑って世間話も出来る。そんな診療です。今は違う。ただただ時間に追われて焦るばかりの診療です。ちょっと長く診ると待合室が溢れてしまうので、あんまり聞かず話すのもそこそこに。追加の相談に時間がかかると待ち時間が気になって心の中で小鬼が顔を見せ始めます。保護者の顔を見る余裕もなくなって、笑顔も薄れました。そんな自分が嫌になって、毎日の様に「は~」とか「ふ~」とか溜息をついています。

パンクした救急外来を何とかしたくて、行き場がなくて本当に困っているお父さんお母さんの助けになりたくて開業しました。当時はまだ周囲に小児科クリニックが少なかったのですが、その後優秀な仲間が次々と立派なクリニックを開業しています。TX沿線人口増加にはまだ追いつけませんがもう一息です。自分の役目ももう少しで終わり朝ドラ診療も目前です。

休診する医療機関の多い木曜午前と日曜は非常勤医師の手を借りて予約枠を大幅に増やしました。ただ、夜はもうしばらくの間18時までの診療とさせて下さい。人手と体調の問題が解決出来たらお仕事で遅くなる方の診療を受けられるようになりたいと思っています。

 

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