クリニック通信
2014年4月16日開業医のつらいところ
こんにちは。今日は暖かいですね。チューリップが大口をあけてお日様を吸いこもうとしています。
大事な家族の一人が天国に旅立ちました。生前から優しい気遣いの人でしたから、家族に負担をかけないように夜は頑張り、お昼近くに静かに逝きました。病院はすぐ近くでしたが、私は診療のためにその場に立ち会うことが出来ませんでした。
開業医は自分の信念のままに診療ができる反面、診療以外の多くのことも行わなければならず、全ての責任を一身に負わねばならない重圧もあります。一番つらいのは自分に代わりがいないと言うことです。家族の不幸や自らの病気やけがの時、勤務医としてチームで診療していれば信頼できる仲間に託すことが出来ますが、一人ではそれも叶いません。先日も夜中に腹痛が襲った時、翌朝は9時から予約が入っているし、この時間では連絡も出来ないし、、」と紋々としていました。幸い翌朝には痛みも治まり通常通りに診療が出来ましたが、こんな時は心細くなります。
ちょっと今日は気弱になっているようです。
ウサがこっちを向いています。「出来ることだけを精一杯やればいいんだよ~」と言ってくれているのかもしれません。