クリニック通信
2015年7月5日4歳になりました。
梅雨真っ盛りです。庭のサフィニアvs雑草軍団の戦いは雑草軍団が優勢です。芝生たちは白旗を挙げています。
7月1日、当院も開院4年目を迎えました。この4年でスタッフが少し替わり、海の部屋の魚たちも何匹か新人と交替しました。そして、私は4歳をとり、腹囲と尿酸値がこっそり増えました。膨れ上がるお腹に最初は「そんなことないですよ」と言ってくれていたスタッフも、最近は「これはどうしたもんでしょう」と呆れ果てています。私は替われないので体に気を付けねばと思い、時々自転車で通勤しますが、「暑い」とか「寒い」とか「雨が降りそう」「風が強そう」など、何かと理由をこじつけてはへこたれています。
先輩開業医が言ってました。「5年もすると安定するよ」。困ったものです。既に4年も経つのに未だに悩みながら診療しています。悩んでいるのは昨年同様、多く診るか充分診るか。進歩がありません。
お陰様で多くの方に来て頂けるようになりました。有難うございます。ただ、予約がすぐに埋まる時は希望する方を診られないことへの申し訳なさでいっぱいになります。そのため予約枠を増やして見たのですが、今度は待ち時間が増えたことが心苦しくて診療も焦りがちになってしまいます。
一人で出来ることに限りがある以上、多くを診るとその分処置を削り、検査を削り、説明を削らざるを得ません。必要な方に必要な診療を行うためにはどうしても人数に制約を加えざるを得ません。正解はありません。どちらに重きを置くか、医師それぞれが自ら信じる姿勢を貫くだけです。前者を選んだ私の尊敬する小児科クリニックの先生は、何人来ても希望する全ての方を診察されています。すごいと思います。私は後者を選んだつもりだったのですが、中途半端です。あまり良い診療とは言えません。私には選んだ姿勢を貫く覚悟がまだ出来ていないようです。
まだまだ、頼りない院長ですが、精進を重ねていきますのでこれからも宜しくお願い致します。